グローバルゲームジャム2021 @ 瀬戸内会場で色々やってみた
2021年の大きなイベントが一個終わりました。
グローバルゲームジャム(GGJ)の瀬戸内会場にて、運営スタッフと制作サポートしました。
1.やる意味を問う
今年はご存知のとおりコロナ禍の真っ只中にあります。そのためGGJは全工程をオンライン(オフで集まるのは絶対に禁止)で実施する必要がありました。
オンライン…広島単独でやろうかと悩んでました。そもそもオンラインイベントで地域区切りでやる必要ってあるのか、という点はPyCon mini 広島に参加して思った所でした。
そんな中、11月ごろに岡山Unity勉強会のCafooさんとVeltinaさんから、「瀬戸内界隈で合同開催しませんか」、とお誘いを受けました。このことを広島Unity勉強会内で色々検討して、「やりましょう!」ということになりました。
ちなみに拙作のCamps(昨年GGJをやった所)の3Dモデルなどを作成してました。広ユニ内でGGJをこれでやろうか、なども話していました。
これを結果的に岡山、香川、愛媛、広島の中四国合同でオンラインゲームジャムが初めて開催されることになりました。
2.ペラコンをやってみる
GGJといえば通例的に運営が勝手に振り分けて、アイデア出しをしてもらうという形になっています。しかしながらオンラインだと信頼関係を築きにくいので、アイデア出しにくいよね…という話が。
そこで広島のゲームジャムでこれまで実施していた、「1枚企画書を出して、アイディア投票」という方法で制作するゲームアイデアを投票することになりました。
一般的な言い方だとペラコンですね。
提案をしたものの実際にアイデアが集まるか不安でした。
誰も投票しなかったらどうしようね?とか話してました。
↓結果↓
蓋を開けてみれば20個のペラコンが投票されました。本当にありがたかったです。
3.1.GGJ事前勉強会
3.1.事前勉強会の調整してみた
毎年やっている事前勉強会も今年はオンラインでやることにしました。
直前までオフライン開催も検討していたのですが、緊急事態宣言(広島市はそれに準する地域)発令中のため断念となりました。
どちらかといえば、こっちの方が色々大変でした。
と言うのも、GGJ本編は岡山Unity勉強会の方が主に調整されていました。なので、広島Unity勉強会では事前勉強会のホストをやることになりました。
個人的な事前勉強会のテーマは「オンラインでのゲームジャム、学生さんや初参加の人の恐怖(=参加する人、技術への抵抗感)を減らしたい」と思ってました。
過去にゲームジャム勉強会をやった時に、専門学校の学生さんから「Unityも分からないし、役に立てるか分からないんです」と言われ、結局参加されないことがありました。
それって勿体無い。それを解決したいなぁ、と思いGGJ運営の方々と調整していきました。
シンドイ…
前述のペラコンについても、やり方の説明が居るよねーという事で、私が発表しました。年始の忙しさも相まって、発表前日にはゲッソリしておりました。
当日の参加者は30人。岡山Unity勉強会の皆さん(特に発表をしてくれた、山根先生とyou-riさん)のおかげで、スゴク盛り上がったのは良いことでした。
勉強会の反響は大きく、参加してくれた10人がGGJ瀬戸内に参加してくれることになりました。またこの勉強会で紹介したツール(Google JamBoard/GitHub Desktop)を実際のGGJで使って頂いた方もいらっしゃいました。
大変だったけど、やって良かったです!
3.2.録画と動画編集をやってみる
加えて、M1 MacBook Airを買ったので、勉強会と本編の模様を録画&編集する事にしました。
録画は、QuickTime PlayerにBackgroud Musicという、スピーカーの音をマイクに戻すツールを使いました。
動画編集は、iMovieです。Davinci Resolveにも挑戦してみようと思いましたが、そんなに高度な事をしないので。
両方とも難なくこなすことができました。性能良すぎて録画もエンコードも予想以上にスムーズでした。
勉強会で発表した資料と動画については、Youtubeにアップロードしています。お時間がある時にどうぞ。
4.作ったゲームの話
探偵と怪盗が対決するゲームを作成しました。
3Dモデルなどをボクセルで作ってました。…が、自分がうまくモデルを作れてなかったので、発案者のdenimさん(デザイナー)の素晴らしいモデルにほぼ置換される事態に。
ワタクシ、あんまり役立ってない(汗
デザイナーさんってスゴイですね。
その他ドキュメントの整備、Unityのサポートなどやってました。俗に言うなんでも屋です。
なお、このゲームはゲームバランスが悪いです。3人プレイならトントンですが、2人プレイだと必ず怪盗が勝ちます。
調整すれば、一般のミニゲームぐらいには遊べる品質なんじゃないかな、と思います。ゲームバランスの調整には時間が足りませんでした。
5.その他の感想
5.1.参加者が皆さんスゴイ人だった
オンラインでゲーム完成させるの難しいよね…加えてゲームジャムって難易度高いので脱落者とか出そうだなぁ。が、そんなに大きな問題もありませんでした。
また「48時間でゲームぽいものが完成しませんでした」というケースも良くあるのですが、今回はそんなことは無く、全員最後まで完結できる形で作っていました。
またうちのチームの人も、デザイナーさんと学生さんが滅茶苦茶頑張って(AM4時まで作業してたり)ました。皆さんテラ優秀。
逆に言えば、オフラインよりも挑戦的で無い人が参加しにくい場所だった可能性も高いです。ここの改善は今後の課題だと思います。
5.2.GitHub Desktopが有能だった
事前勉強会でもyou-riさんが発表しましたが、うちのチームではGitHub Desktopを使って、ゲームのバージョン管理を行いました。
SourceTreeがM1 Macではうまく動かない(?)ため、私も使うことに。
多くのメンバはこれまでバージョン管理をほとんどやったことが無い状態でした。
にも関わらず、ほぼ問題なくゲームを作ることができました。なによりコマンドを意識することなく、FetchやMargeはほとんど自動でやってくれます。
欠点はgit treeがかなり汚れます。個人開発で使うなら、全然有りだと思いますが仕事で使うなら考慮が必要そうです。
このツールが10年前からあれば、Git抱きしめてを作る時「dropboxで開発してます」とか言わなくて済んだのに…黒歴史
5.3.オンラインとオフラインの差異を埋めてくれたDiscord
何よりDiscordは素晴らしいツールでした。ゲームジャムをスムーズにできたのは、この便利で楽なツールのおかげです。
1) Go Liveで他人の画面がスムーズに見れる、手軽に共有できる。
2) LineやMessengerなどの良いとこ取り(スタンプなど)。
3) Discord社公式で協賛頂いた。ありがとう!Discord社。みんなも使おう。
6.終わりに
伝統的なオフラインスタイルももちろんやりたいです。でもコロナ禍はまだ続きそうですし、オフでやるとしてもまた違う形を模索しないといけないのかなと思います。
そんな中、今回のオンラインゲームジャムに協力して、色々な挑戦をすることができました。そして離れていてもGGJの楽しさは変わらないのだな、と認識できました。
何より自分が面白い!感動した!と思える瞬間がたくさんありました。GGJはそれだけでやる価値があるイベントだと思うのです。
pull_outerチームの話を聞いて泣いてしまった、GGJ良いですな。 #GGJSetouchi
— kamera25@CSC (@csc_kamera25) 2021年1月31日
さようなら2020年
2020年ももう終わりなわけですが、色々振り返りを書いておこうと思ったわけさ。
今年はどんな年だったか
当初、2020年というのは日本にとって最後の輝きの年として考えていたのではないか、と考えてます。僕ら(2010年代入社組)が就職活動するときは、色々な会社で
「オリンピックに向けて、我が社は・・・」「設備投資、とりわけ五輪を見据えた観光を・・・」
と聞いていたわけで、それに向かって経済面で頑張ろうとしてた感あります。が、ご存知の通り新型コロナウィルスが蔓延して、何もかも変わってしまいました。。。
2019年の夏アニメ映画「天気の子」というのがあります。テレビ放映前なのであまり言いませんが、最後に悲観的ともとれる日常を国民は受け入れて、それでも生きる姿が描かれています。
コロナの生活が当たり前になったとき、これと似たような感覚を覚えたのは監督含め私も同じでした。
ニューノーマルやアフターコロナ、ウィズコロナなどで称される、これまでと違う環境が当たり前になりつつあります。
川の流れのように移ろいゆく環境に逆らうことができるのでしょうか。ワクチンや対処療法が普及しても、もはや前の世界には戻れないのではないかと思います。
それで結局どう思ったのさ
「変わらないと思っていたモノが変わった」という意味では良かったと思います(もちろん、そう思わないと気持ちが暗くなるので)。
仕事ではリモートワークやビジネスチャットが導入され、今後も継続されそうです。また私はリモートワークだと集中して仕事ができる事がわかったのも一つの良かったことです(同期でもリモートワーク辛い、と嘆いている人もいるので)。
趣味ごとでは感染対策をもちろんした上で、GoTo トラベルやイート、映画なども行ってきました。
ニュースとか見ると「旅行ダメ!遊ぶのダメ!」と言われるような報道が滅茶苦茶ありましたが、最近は心を健康を維持するのにニュース見なくなりました。んで思う存分遊びました。
自分の心がそんなにゲージ多く無い、って事は限界を超えた時に分かりました。最近は「あっ、やばいな」って時はさっさと帰って心の栄養補給するし、ニュースやSNSも心削られるのでなるべく見ない事にしました。
結局、最終的には自分を守るのは自分だけで、会社も家族も手を添えるだけ(もしくは敵)にしかならないですよ。本当にヤバい時は皆んなから批判されても良いので自分優先で生きましょう。「いのちをだいじに」。
買ったもの
なんだかんだ大きめの出費は減ったので、デジタルガジェットを買いまくりました。
WH-1000XM3(Sonyのヘッドホン)
今年買って一番良くて、滅茶苦茶使った。元々は使ってたオーテクのヘッドホンが壊れたので、ブランド買いでSonyを購入。音楽だけでなく、リモートワークや雑音がうるさいときに被って寝た。
ノイキャンが効きすぎるので、被って寝た時に目覚まし時計の音まで消してくれて、もれなく遅刻した。
MacBook Air 2020(M1)
最近買った、噂通りのゲームチェンジャー。SNSやYoutubeで言われてる内容を調べたくて買った。iPad並みに電池が持つので、macOSに抵抗無いならおすすめ。
Oculus Quest 2
Quest1を持ってたけど、後輩くんに譲って購入。VRHMDはこれで5個目。個人的に感動は無かった(元々Quest1が完成度高すぎのため)のと、現状ほとんど使ってない。
あと個人的に映像系に興味が移りつつあるので、VRに対して興味が少なくなってきてる。Quest2がEoLになるまで使い続けると思う。
Pixel 4a
前使ってたZenfone5がほぼEoL(パッチ提供がほとんど無い)となったため更改。仕事でも使うので、お遊び向きでなくパッチがちゃんと提供される製品を探してた所でPixelにした。
ちなみによく出来たスマホだけれど、尖ったところも無く、ふつーのスマホなのでロマンを求める人には向いてないと思う。
リモートワーク用テーブルと椅子
うちにはローテーブルしかないため、リモートワークで足が死にそうに。それでニトリに行ったら、注文して2ヶ月待ち。結局来るまでローテーブルで仕事してて足が死んだ。
2021年にやりたい事
Davinci Resolve
年末から、NWの師匠にあたる人の手伝いで映像配信系のことをやり始めた。IPのNWで映像を流すというのはシビアで有りながらホットで楽しい。しかも新しいことが学べるのが良い。
そんなこんなで映像編集と3DCG動かすために、Davinci Resolveを勉強しておきたい。
Docker, K8S, Ansible
正直、ハイパーレガシー系のお仕事なので、仕事でも使わないのだけど覚えておきたいとは思う技術。最低限使えるぐらいまではできるようにしたい。
アニメーション
かれこれ3年ぐらい絵の練習をしているのだけど、そろそろ漫画とかアニメを作ってみたい。
最後に
ここ数年、自分は本当に技術が好きなのか?という事を悩んでいました。
過去に全てを注ぎ込んだゲーム制作やプログラミング、資格勉強や本職のNWをもう個人の時間を使って頑張ろうと全く思わないのです。全然楽しく無いのです。
話は急に変わりますが、先日友人とのリモート飲み会の時に小学校時の卒業作文を見返してました。ペラペラとめくり、私のページになりました。
そこのページには当時好きだったことが書いてありました、それは「お祭りが好き」と一言。
友人とゲハゲハ笑ったのですが、その後色々考えてみて「今の自分も一緒だ」と思うようになりました。一本筋が通った言葉だったと。
本当は「イベント」が好きなんですね。昔は参加する側だったけど、今は開催する側で楽しくやっております。そして、来年も勉強会とかゲームジャムを開催する予定です、そしてこの活動はやってて楽しいのです。
前段に戻りますが結局、技術というのはどんちゃん騒ぎするための「おもちゃ」にしかすぎない、という根底があるのだと過去の自分から気付かされました。
SNSには私のような考えでなく、もっと純粋に技術を高めたいという人がいっぱい存在するように見えます。そんな人からすると私の活動は不純だと思います。
過去の自分ならこれを否定してたと思います。でもだれがなんと言おうとも、今の自分はこのエゴを大切にしたいと思います。
正しくなくても、歪んでても、時は移ろいゆきます。
さようなら2020年。こんにちは2021年。
PyCon mini Hiroshima 2020でLT発表しました
先週の土曜日(2020年10月10日土)にPyCon mini Hiroshima 2020が開催されました。
そこでPythonで始める、Blenderアドオン制作入門 というテーマで、LT(ライトニングトーク)をしました。
Pythonといえば機械学習というイメージが強いですが、3D業界でもデファクトスタンダードなスクリプト言語です。そして3D業界ではまだ2.7はシンデナイ(参考)…。
BlenderでもPythonを扱えて、3Dを簡単に制御できるんですよーと伝えたくて発表しました。
コードは以下からダウンロードできますので、お試しあれ。
またF●Xぽいロゴを作るときに利用した参考コード(メッシュと頂点をPython配列化するコード)も置いときます。
…
個人的には詰め込みすぎたのと、5分ギリギリだったのでもう少し削って話すべきだったと反省中です。
またアンケートでも機械学習系の人の評判が芳しく無かったです。Pythonをメインで利用する層は機械学習系の方が多いので、ターゲットミスですねぇ。
(numpy標準搭載とか、pipとかが動くのでTensorFlowが動くことを言えて無かったです。BlenderはVR出力も可能なので、そういったデータ可視化で便利そうかなと。orz<イエナカッタ…)
Pycon mini Hiroshimaに参加したのは初めてでしたが、発表者とスタッフが一緒に場を創り、盛り上げようとしていることが伝わりました。
特にスタッフのNyohoさんのLoop音源は発表前の緊張がほぐれてよかったです。Pycon mini~(久々の発表で、めちゃくちゃ緊張しましたぁ…)。
スタッフの皆様、ご参加いただきました皆様。有意義な場を提供いただきありがとうございました。
Blenderに個人で寄付するためには - paypalで一回だけ編
最近、趣味の3DモデリングをBlenderでやろうと思い勉強中です。もう少しで乗り換えができそうなぐらいには覚えられました。
せっかくなので、少額寄付しようと思いBlender財団(開発元)にPaypalで送ってみました。
これではできなかったパターン
先ほど紹介した寄付サイトにある、「One time Donations(1回だけ寄付)」→「Donate」ボタンから寄付しようとすると…
「Paypalでは、現在JPの買い手からの寄付支払いはサポートされません。」こんな感じで謝られます
メールアドレスさえ分かれば送金できるので
日本からの寄付は法律的にいろいろあって出来ないようです(Webで調べ)。
ただ、Paypalでは送金したい相手のメールアドレスが分かれば、お金を送れます。なので、先ほどのページに書いてあるBlender財団の「foundation@blender.org」に送れば良いみたいです。
ちなみにDonateボタンの下には、私が利用しているJCBカードのマークはありませんが、後述する方法でキッチリ入金できました。
Blenderに寄付する方法
1.Paypalの個人ページにアクセスしましょう。
2.トップ画面の支払いをクリックしましょう。
3.支払先に「foundation@blender.org」を入れて「次へ」をクリックしましょう。
4.寄付したい額を入力しましょう。Blender財団はユーロで受け取りますので、お金の単位には気をつけてください。
5.あとはどのクレジットカードを使うのか、本当に送金してよいのか聞かれるので、設定をしてください。「今すぐ支払う」をクリックすると送金がされます。
おわりに
最近、日本のアニメ企業さんがBlenderに寄付をしたのがニュースになりましたが、少額でも良いと思うので寄付して、みんなでより良いツールにしていきたいですね。
2017年6月。鬱病になった私がCoderDojoで感じたこと
この記事は CoderDojo Advent Calendar 2018 の7日目となります。
お前は誰だ?
CoderDojo紙屋町(旧名称:広島)でメンターしたりブログ書いたり、CoderDojo海田(梅田じゃないよ、サンズイだよ)のチャンピオンをしたりしてる、ナカオク(@csc_kamera25)と申します。
紙屋町では最初期(2016年6月)から参加して、ズルズルと今に至ってる感じです。
仕事ではフツーのNWエンジニアをしています。ちなみにその前はNWエンジニアでしたが物理層に近い部門で、よく電柱に登ったりしていました。
鬱になった話
昨年6月頃に鬱病になって、1か月間長期で病休を取りました。きっかけはたまたまお客さんとトラブルになることが多くなったりして、頭の中が「仕事辞めたい」でいっぱいになってしまいました。
こう言うと「鬱になる前に休め」と言われますが、私は無理でした。CPUで例えるなら常に「echo 仕事やめたい」のプロセスで使用率100%、どれもnice値が-20で設定されてる状態です。
そんなこんなで病院通いが始まります。2週間ほどしてお薬の影響で病気が少し和らいだ時に会社で大失態を起こし、帰宅後、自宅で大声で発狂してしまいました。
その声を聞いた親から病院に行くように言われ、鬱病認定を受けました。会社からも1か月休めと言われ、社会人の梯子から外されました。
この時、薬の量が増えました。この薬ですが飲むと一日中気分が悪くなります。なので全てのやる気がなくなりますし、無力感が募ります。
ちなみに休病から1週間後に下の記事を書いてます。恰好つけてますが、仕事の失敗を隠してるだけで「東京へのあこがれ」は後出しです。
またUnite 2017に行ったのは本当ですが、一般的に鬱病や鬱病間際に旅行に行くのは非常に危険なのを後で知りました。(ストレスで正常な判断ができなくなるのに拍車がかかる、Unityさんごめんなさい。)
CoderDojoで自分を見つめる
早く直さないといけないという焦りから、家に居ても気分は良くならない状況が続きました。
先生に話すと疲れを感じない程度なら、気分転換で外に行ってもよいとのことでCoderDojo広島の2017年6月回に参加しました。でね、思うんですよ。
楽しいな。
と。やっぱり子ども達に教えるのは楽しいし、今後これを続けていくには飯のタネをちゃんと確保していかないと。
あと道場に居ると自己満足の域にすぎませんが、「役に立つ自分」を感じられました。思えば鬱になったのは「お客さんとのトラブル」が原因じゃなくて、「お客に対して、会社に対して何も役に立たない自分」に自己嫌悪していたからだと、今なら思います。
CoderDojoで多様性を見つめる1
CoderDojoに参加していると色々なニンジャ・メンター・親を見ます。
メンターを質問攻めにするニンジャや、逆に教えたーい!という激熱メンター、マウスを取り上げてニンジャ以上に夢中になってしまう親などなど。そういうのを見ると「人間って面白いな」と感じるわけです。
性格や行動は違えど、CoderDojo憲章を遵守し様々な価値観を共有するのが道場の居心地の良さなのではないかと思います。
ゆえに私の価値観、単なるエゴにしかすぎないのですが「役に立つ自分」という絵空事も認めてくれる居心地の良い空間になっているのです。道場は。
CoderDojoで多様性を見つめる2
「ナカオクさん知ってますか?この世には一度も死にたいと思ったことのない人間がいるんですよ。」
同じく2017年6月の道場に参加していた、メンターの小川さんから言われた一言である。信じられない。脳天直撃セガサターンな一言だった。
豆腐メンタルな私は時折死にたくなる時がやってくるのは当たり前で、勝手にそうでない人なんかいないと思っていました。
そこで周りのメンターさんに聞いてみると、「一度も思ったことのない」とか、むしろ「●ろしてやりたいと思っても、自分が死ぬなんて考えたことがない」と。
その時のことを鮮烈に覚えています。これまでの美徳や常識に思っていたことが、私一人の凝り固まった価値観に過ぎなかったのです。
コミュニティに参加するメリットて、こういう何気ない一言に出会えるというのも一つだなぁと思います。
普通にサラリーマン生活できるまで回復して
今では薬もやめて、元の会社へ復帰しています。
(幸い、某社人気の退職エントリーアドベントカレンダーに参加せずにすんでます)。
ニンジャは楽しいし、メンター友達ができたり、うつヌケのきっかけの一つになったり。
何気なく参加し始めたCoderDojoですが、今も低空飛行で楽しめてるのは良いことなのかなと。今一番、守ってることが一つあります。
「何があっても自分を責めたり、真面目に考えすぎるの辞めよう。」
というわけで。
※上記については個人的な体験談で、全員に共通して言えることではありません。必ず病院へ行って、専門家の診断を受けてください!
追記:おじさんになっている事を知れるのも、道場の良いところ…
先週道場でSwitch(スプラ)やってる小学生に「スマブラやるの」って聞いたら、「スマブラって何ですか」と言われた。若い時はスマブラ一週間前なんて興奮で眠れなかった身なので、若者との価値観の違いを感じた。
— kamera25@CSC (@csc_kamera25) December 6, 2018
https://twitter.com/csc_kamera25/status/1070653775180955649
https://twitter.com/csc_kamera25/status/1070653775180955649
RubyKaigiに行く人がDojoBudokaiに出るべき理由(+飯)
広島東洋カープ 優勝決定日確率分布 (9/9まで 暫定版) #carp https://t.co/nyy4ijadlx pic.twitter.com/Wi3NinVJt0
— 槌本🌸裕二 (@tsuchim) 2017年9月10日
カープ優勝おめでとう!(早い)
それはさておき、9月18日(月)からRubyKaigiが開催されますね。
このRubyの祭典で、私も17日の前準備と18日はスタッフとして参加します。
転職のためにAimingさんとか、ゲーム会社の方とお知り合いになりたい!
是非とも当日はよろしくお願いします!
さてRubyKaigiに参加する人は前入りして観光される方も多いのではないでしょうか。
たまにゆらゆら竹原?時をかける尾道?この呉の片隅へ?
もちろんどこへ行っても楽しい広島ですが・・・
9月16日(土)に子どもの教育とかプログラミング教育に興味ある人に来て欲しいイベントがあります。
その名もDojoBudokaiです。
DojoBudokaiは、広島でプログラミングクラブを月一開催しているCoderDojo広島が、より多くの人にプログラミングの楽しさを知って欲しいことをテーマにしたイベントのことです。
「おれRubyの勉強するために広島来ただけだよ?」
と思ってるあなたへ、そんなRubyKaigiの人がDojoBudokaiに参加すべき理由をご紹介します。
1.Railsチュートリアルの安川要平さんが来られる
「Rails」をGoogleで検索するとWikipediaを抜いて1番上に出て来るRailsチュートリアル。
勉強した時にお世話になった人も多いのでしょう?
その翻訳や動画を作成された安川要平(@yasulab)さんが来られるんです!
つまりこれは、
RubyKaigi -1日目と言えるのではないでしょうかぁぁっ!!
さておき安川さんはCoderDojoJapanの共同創設者です。Rubyのことだけでなく、子どもプログラミングについて興味深い話が聞けるのではないでしょうか。
2.若者向けのプログラミング教育の今を知れる
イベントでは子どもたちが夏休みの自由研究で作成したプログラミング作品でコンテストを行います。
さらに、レゴマインドストリームや3Dプリンター、木工レーザーカッターなどを体験することができます。
メンターさんが作った作品を見たり、LTもあるので興味ある人は覗きにくるだけでも楽しいと思います。
あとLT発表と懇親会はまだ参加登録をうけつけてますので、Facebookからエントリをお願いします!
3.広島ローカルITコミュニティの代表者に会える
せっかく広島に来たんだから、地場のITコミュニティの人と顔つなぎしたいなぁ。
どんな人がやってるんかなぁ。
と思ってるなら、Budokaiに来ましょう。次のコミュニティの代表者が来ます!
- 安藤さん - Kintone Cafe広島 / IoTLT広島
- サカイさん - 広島Webの会
- 佐々木さん - 広島ゲームエンジンユーザーグループ
- 三島さん - Hiroshima Student Community
- むじんくん - Atlasian User Group 広島
- ワシ - 広島Unity勉強会
わーすっごーい。みんなフレンズ作りに来ようよ!
サーバルームはアライ(ドテレシス)さんにお任せなのだ!
— kamera25@CSC (@csc_kamera25) 2017年9月1日
4.広島県カープ教の真髄を見れるかも(?)
冒頭でご紹介したカープの優勝日予想は9月16日。
Budokaiも9月16日・・・そうこれが体験できるかもしれません。
昨年広島市内では、カープ優勝日にハイタッチするというカープ教団の儀式が行われました。
DojoBudokai会場は市内中心部の紙屋町なので、参加できるかもしれません(えぇ・・・
まとめ
来てください。
せっかくRubyKaigiに合わせて安川さん来るからって3月から準備したんで・・・おねがいしますね。
おまけ
ひむひむさんとかそーだいさんがまとめてますが、おすすめ料理屋さんを書くのが決まりらしい。
そこで2店あげてみる。
かめ福(流川 - RubyKaigi会場から徒歩15分)
地元広島のものを中心に肉料理や魚料理や地酒を置いてる。ここの鍋とかお造りが
美味しい。座敷が店奥にあって料亭さながらで、雰囲気が良い場所です。
ただ予約は必須だと思います。
広島酒呑童子(大手町 - RubyKaigi会場から徒歩10分)
お酒も美味しいし、瀬戸内海の様々な海産物を食べれる。
僕のオススメはお刺身です(牡蠣の時期には、かき鍋がさら良い)。
お昼からやってるのでRubyKaigiの合間に行くのも良いかも(親子丼とかあります)。